「…なんで隠してんの?」 「いや、あの…別に…」
部屋の電気は消してるとはいえ、目が慣れればカーテンの隙間から射す僅かな明かりで、一糸纏わぬ姿をした彼女がどんな格好をしているかは一目瞭然。
しかも、気付いてないみたいだけど…白いシーツに同化しそうな白い肌ってトコでめちゃめちゃ映えちゃってるんだけど。
そんな彼女の唇を塞いで、口腔を嘗め尽くして。 肌をなぞってた手が男には無い柔らかな膨らみに到達しようとした時点で、妙な壁に阻まれた。
確かめて、彼女が両腕を交差して胸を覆っているのを見て、冒頭の感想になったわけだったりする。
「触りたいんですけど」 「へえぇ!?」
そんな驚くところじゃないです先生。
自分が抵抗無く脱がされて、キスされて、どんな格好してんのかわかってんの? つーか、オレ達2人で今何しようとしてるか、ちゃんとわかってんのかなこいつ。
「み、み、み、見たってつまんねぇぞ!?」 「それはオレが決めるし」 「ち、ちっちゃいし…」
もっとバイーン!とでっかいのあればよかったんだけどっ!とかわけわかんないことを真っ赤な顔で言うから、もしかしてちっちゃいとオレがガッカリするとか
思ってんのかなぁとか、んなことでもじもじ躊躇っちゃってるこいつに改めてまた撃ち抜かれて、ただでさえ緊張でかなり暴走気味な心臓が燃料倍増されたみ
てぇにバックンバックン鳴ってすげぇことになる。
「オレ、お前ならちっちゃくても…」 「ややややっぱりちっちゃいのかああ!?」
隠しててもわかる、でかいとはお世辞にも言えねぇ大きさに無言になると、顔に縦線入った彼女はますます交差する手に力を入れたのがわかった。
いや、お前ならちっちゃくても全っ然構わないんですけど! つーか着やせして実は藤山並みにバイーン!とありました~なんてことになったら多分豊胸疑うかもしんねぇし!
というか。 何でもいいから隠してる手ぇどかして、思う存分ガッツリ見たいってのが正直な所…。
「あのさ、いいから手ぇどかしてくんねぇ?」 「どかしたら見えちゃうだるぉ!!」 「おっ前なあ!この状況でまだンなこと言うのかよっ!」 「このじょうきょ…あっ!!」
裸でベッドに横たわる自分と、覆いかぶさるオレという構図をやっと思い出したらしい。 再び真っ赤になって押し黙ったのをいいことに、これ以上余計な雑念が入らないよう唇と手の動きをやんわり再開した。
「あ、ちょ…っと…さわだ…っ」 「ちっちゃいの気になるんなら、オレがこれからおっきくしてやるから。な?」
だからお願い、集中させて。 こっちもハジメテでいっぱいいっぱいなんですよ先生。
キスに溺れて、弱まった腕の下に手を潜り込ませ、目一杯堪能しながらご希望通り大きくするべく、やわやわと「ちっちゃいの」を揉みしだいた。
このちっちゃい胸が、むしろ、例え、抉れてたって、お前への気持ちにはこれっぽっちも関係ねぇんだってこと、早く気付いて欲しいもんだよ、全く。
Fin
裏に置こうか表に置こうか迷ったんですが、どうも「胸」関係は表に置いても支障ない作品にばかりなります。なんでだ(笑)。 で、裏には既に1個置いたのでこっちは表に~。ぴんくぴんくー! 裏のはドラマ版なんですが、その時に思いついて書いた原作版でした。
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